こんにちは
今日は、むし歯になりやすい歯の形の異常のお話をします
歯の形が正常でも、むし歯になりやすいところはあります。
それは、歯の溝、歯と歯の間、歯と歯茎の境目です。
どれも歯ブラシが届かないことによって、プラーク(細菌の塊)が付いたままになり、むし歯になる場所です。
複雑な形をしている歯は、ただでさえむし歯になりやすい場所がたくさんあるのです。
さらに、どうやっても絶対歯ブラシが届かない異常に深~い穴が、時として出現することがあります。
盲孔や頬側面小窩と呼ばれる穴です。
盲孔(もうこう)は、上の2番目の前歯の裏側に現れます。
盲孔と呼ばれるように、見えない穴なんですね。
盲孔の断面図
入り口は狭いのに、中で広がっているんです
汚れは溜まりっぱなしで当然むし歯になります。
頬側面小窩(きょうそくめんしょうか)は下の6番目の歯(第一大臼歯)の頬側にある穴です。
浅いものは異常ではないですが、中には深いものもあり、中で広がっていてむし歯になります。
頬側面小窩
頬側面小窩のむし歯
盲孔などの歯の異常は、ある程度大きいむし歯になってから発見されることがほとんどです。
着色だけの場合もあるので、初期のむし歯は見た目だけではなかなか判断できません。
気になる方は、むし歯になっていないか鏡でチェックしてみてくださいね
今日の我が子
なぜかボウルをかぶってしまった我が子