歯を失った時の治療
歯を失ってしまったら
しっかりと噛んで食事をすることは、脳への血流を良くし、ボケを防止すると言われています。
実際、90歳でダンスをしているなど、お元気な方は、みなさん歯がきれいで残っている本数も多い傾向にあります。
若いうちに1本だけ歯を失ったとしても何とか噛むことはできます。
しかし、適切な治療を受けていないと他の歯への負担が増加して、残っている健康な歯まで失ってしまうリスクが高まりますので、もし歯を失ってしまったら絶対に放置せず、早めに治療を受けて頂きたいと思います。
歯を失った時の3つの治療方法
歯を失った時の治療には3つの選択肢があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、当院では患者さんにきちんと説明させて頂いた上で、納得のいくものを選んで頂くようにしています。
入れ歯
他の歯にバネを引っ掛けることで、人工的に作られた歯と歯茎をお口の中に装着します。
メリット
治療時に歯を多く削ったり口腔外科処置をしたりする必要がない、保険が適用される(保険適用外のものもあります)
デメリット
お口を開けた時に金属のバネが目立ちやすい、違和感が気になりやすい、強く噛むことができない、いちいち外して洗わなければならない
※ノンクラスプデンチャー
通常の入れ歯は、金属製のバネが付いており、お口を開けた時に目立ってしまうというデメリットがありました。ノンクラスプデンチャーは歯茎で支える入れ歯でバネがついていません。そのためお口を開けた時にも入れ歯であることが分かりにくくなっています。さらに、入れ歯自体に柔軟性があり異物感や痛みが少ないという特徴もあります。
ブリッジ
歯を失った箇所の両隣に残っている歯を支えにして、人工的に作られた歯を装着します。
接着剤でくっつけるため、自分では外せません。
メリット
強く噛むことができる、目立ちにくい、いちいち外して洗う必要がない、保険が適用される(保険適用外のものもあります)
デメリット
残っている健康な歯を削らなければならない、支えにしている歯に負担がかかりその歯も失うリスクが高まる
インプラント
骨に人工的な歯の根を埋め込み、その上に人工歯を装着します。
メリット
強く噛むことができる、他の歯に負担をかけない、目立たない
デメリット
口腔外科処置が必要、治療期間が長い、保険が適用されない