部分入れ歯とは、1本でも残っている歯がある場合の入れ歯です。

基本的に残っている歯にバネをかけて、プラスチックなどでできた床で粘膜の上を覆い、支えます。

セメントで合着するブリッジとは異なり、付け外しが可能ですが、外して洗浄する手間がかかります。

部分入れ歯には以下の種類があります。

残っている歯の根の部分だけ使用し、根に磁性金具を装着し、入れ歯の裏面にも磁石をつけて、磁力と粘膜で支える入れ歯です。

磁石の力で装着するので、使用中に外れたりずれたりしにくくなっています。

保険外治療です。

金属床義歯とは、通常プラスチックでできている入れ歯の床を金属に置き換えたものです。

金属なので、非常に薄く作ることができて、異物感を最小限に抑えます。

熱伝導率が高いので、熱いもの、冷たいものを粘膜で感じることができます。

修理がしにくいという欠点があります。

保険外治療です。

クラスプというのは残った歯に引っ掛けて入れ歯を支える金属のバネのことです。

ノンクラスプ義歯というのは、金属のバネが無い入れ歯ということです。

入れ歯全体が弾力性のある特殊なプラスチックでできており、残った歯に弾力性のあるピンク色のプラスチックが引っ掛かり、バネの代わりをしています。

入れ歯というとどうしても金属のバネが見えて、審美的に問題になりますが、この入れ歯なら目立たずに使用できます。

保険外治療になります。

保険内治療でできる部分入れ歯です。