肺炎の原因は口にあり!
2013.02.18更新
こんにちは
冷たい雨ですね。さすがに春が恋しいこの頃です
今日は、最近になって特によく耳にする肺炎のお話
平成23年になって高齢者の死亡原因は、肺炎が脳血管疾患を上回り、第3位になりました。
その恐ろしい肺炎ですが、原因となる菌の多くは、口の中の菌だってことご存知でしょうか?
その理由は、誤嚥(ごえん)です。
誤嚥とは、唾液や食物などが、食道ではなく気道に入ってしまうことです。
よく水などを飲んだ時に咳き込んだりすることがありますが、あれが誤嚥です。
高齢者では、誤嚥の頻度は増えてきます。
脳梗塞を患った人も誤嚥が起こりやすくなります。
誤嚥には、咳き込んだりして苦しくなる顕性誤嚥と、寝ている間などに知らず知らず唾液が気道に入ってしまう不顕性誤嚥があります。
脳梗塞を患った高齢者は、ほとんどの人でこの不顕性誤嚥が認められるそうです。
(健康な高齢者でも16%は認められたそうです)
そして、不顕性誤嚥が認められた高齢者がその後1年間に肺炎を起こす頻度は、認められなかった高齢者に対し、3.6倍にもなったということです。
「唾液に混じった口の中の菌が、誤嚥によって肺で増殖し、肺炎を起こして死に至らしめる」ということが分かったのです
つまり、口の中をできるだけ清潔に保つことが、肺炎(=死)の予防につながるんですね
今日の我が子
カメラを向けると鋭い目つきで不敵な笑みを浮かべる我が子。
「次はどんなイタズラをしてやろうかぁ?」とか思ってる?