歯のすり減り -咬耗-

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今日は咬耗のお話

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咬耗とは、歯と歯、あるいは歯と食物などが、くり返しくり返し接触することによって、歯がすり減ってくることをいいます。

噛む力が強い人や、硬いものを好んで食べる人、歯ぎしりの習慣がある人は、特に大きな咬耗がみられます。

女性より男性、若年者より高齢者のほうが、多くみられるといわれています。

咬耗

「保存修復学21」より

この写真は歯の表面を覆っているエナメル質だけでなく、内側の象牙質まで露出している咬耗です。

象牙質はエナメル質より軟らかいので、陥没しているのがわかりますよね。

象牙質はその名の通り、象牙色で黄色っぽい色ですが、露出すると色素が沈着して茶色っぽくなり、むし歯に発展することもあります。


咬耗が進むと、全体的に噛みあわせが低くなります。

極端に噛みあわせが低くなると、例えば下の前歯で上の歯ぐきを傷つけてしまうなどの問題が生じてきます。

一度そうなると、なかなか元に戻すのは難しいので、咬耗が進む前に食い止める必要があります。

歯ぎしりする人であればマウスピースを用いたり、咬耗部分に詰め物をして、それ以上すり減るのを予防します。


人間の歯は一度生え変わったらもう二度と生えてくることはありません。

人は昔にくらべて極端に長寿になりましたが、歯もきちんと手入れをして、体と同じように元気に長生きしてもらうことが大切なのです

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