こんにちは。
数日前から、窓を開けるとキンモクセイの香りが漂い、いよいよ秋がきたなぁ
今日は口臭のお話です
口臭ってやっかいなことに自分では気づかないんですよね。
臭っている人に指摘もしにくいですしね・・・
口臭には病的なものと、そうでない生理的なものがあります
生理的なものは、朝起きた時などに起こる起床時口臭、食事前の空腹時口臭、また緊張したときに起こる口臭などがありますが、これらは唾液分泌が減り、口が渇くことによって起こります。
病的なものは、歯周病やむし歯が原因となっていたり、舌苔(ぜったい)といって舌の表面に黄白色の苔のようなものが付着して、それが臭うものが代表的です。
歯周病がすすんでいくと、歯を支える骨が溶けることにより、歯周ポケットという歯と歯ぐきの境目の溝がどんどん深くなります。
ポケットの中には悪臭を放つバイ菌がたくさんいますので、歯周病は口臭の原因になるのです。
むし歯も独特の臭いがあります。
むし歯がすすんで、歯の神経がむし歯菌によって死んでしまうと、ばい菌は神経の通り道を伝って、歯根の先から歯を支えている骨を溶かして炎症を広げていきます。
ばい菌によって膿がどんどんたまって出口がないと、圧力が高まってものすごく痛みます。
膿の出口ができると、痛みは引きますが、臭いはひどくなります
舌苔は、歯ブラシや、舌ブラシでこすることによって取れてきます。
でも舌の奥についているものはなかなか取りにくく、取ろうとすると嘔吐反射を引き起こすので、できる範囲で取ることになります。
これらの予防には歯磨き
洗口剤も効果がありますが、歯磨きがしっかりできたうえで使用しないと、予防にはなりませんので注意が必要です
また、それ以外にも、糖尿病や、消化器官、呼吸器官の病気によって口臭が起こることもあります。
消化器官では、特に食道と十二指腸の臭いは口にでやすく、呼吸器官では鼻や副鼻腔の炎症、肺の病気が主に口臭に現れるようです。
また、口臭がほとんどないのにもかかわらず、口臭があるのではないかと気になってしまう人もいます。
自臭症といいますが、このような人の中には、対人恐怖症や、統合失調症の患者さんもいるので、その場合は精神科的な治療が必要です。
掃除機かけてます