口臭の原因
2012.11.13更新
こんにちは
今日は口臭の原因についてのお話。
まったく歯を磨かなかったり、正しい歯磨きがでいていないなど、口の中を不衛生にすることで口臭は発生します。
何日も磨いていないとこうなっちゃいます
では、具体的に何がどうなって、あのツンとくる臭いになるかというと、
口の中に溜まったタンパク質(剥離した上皮、血液成分、炎症によって破壊された組織、死んだ細菌など)が、細菌の出すタンパク質分解酵素によって分解されることで、メチルメルカプタンや硫化水素といった、揮発性の硫化物が発生して臭うのです。
ですから、歯の表面や歯周ポケットの中のプラーク(歯垢)はもちろんですが、口の中の粘膜の表面に付いている剥離上皮や、舌の表面にびっしり付いている舌苔(ゼッタイ、舌の白い汚れ)なども定期的に除去することが大切なんです
これが舌苔
粘膜表面の剥離上皮などは、こすらなくても口をゆすげばある程度除去できますが、舌苔はなかなかそうはいきません。
もともと舌の表面は舌乳頭という細かい突起がびっしりあって、舌苔はその突起を足掛かりに増えていきます。
口をゆすぐだけでは取れませんが、ブラシでこすることで取れてきます
舌ブラシなんていう舌苔除去専用のブラシも最近は売られていますし、普通の歯ブラシでも大丈夫です。
オエッとなりやすい方はキツイですが、少しずつでもやってみましょう
鼻で深呼吸すると吐き気は治まりやすいので、試してみてください。
ただ舌磨きをやる際に注意しなければいけないのが、磨きすぎて舌を傷つけないようにすることです。
もともと舌乳頭の先は角化して白っぽいので、舌苔が取れているのにまだ付いているんじゃないかとこすりすぎたりしないようにしてください
口の中以外の原因で口臭がする場合もありますので、気になる方は歯科医院で診査することをおススメします