酸蝕症

こんにちは

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今日の話は酸蝕症

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酸蝕症とは、習慣的に強酸性の飲食物を摂取し続けることで、歯が溶けてしまう状態です。

お酢は体にはいいとはいいますが、実は歯にはよくないんです

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だからといって、強酸のものを飲食してはいけないかというと、そうではありません。

大切なのは、飲食の仕方なのです

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酸蝕症

「保存修復学21」より

これは習慣的にクエン酸を飲んでいた人の口の中です。

歯が溶けて、ボロボロです

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おそらく、この人は常に口の中に酸がある状態だったのでしょう。

具体的には、何十分かおきにクエン酸を飲んでいたり、口の中に含ませてなかなか飲み込まなかったり、夜寝る前に飲んで歯を磨かなかったり・・・


普通は、飲食をして口の中が酸性に傾いても、しばらくすると唾液によって緩衝されてpHは中性に戻ります

口の中が酸性の間、歯は少しずつ溶けだしますが、唾液で緩衝されると唾液中のカルシウム成分がまた歯に沈着して元に戻っていくのです

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この人は、唾液で緩衝される前にまた酸を摂取して、常に口の中が酸性のままだったのでしょう。


酸性の飲食物はたくさんあります。

お酢に限らず、炭酸飲料もかなりの強酸です

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きちんと時間を決めて、だらだら飲食をしない!そして、寝る前は必ず歯をみがく!これが一番なのです

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